What’s Architect Associates(建築設計事務所って なんだろ?)
T.建築設計事務所について      U.工事費・設計料について


T.建築設計事務所について

 一般の方にはあまり馴染みのない設計事務所。
ただ、設計(プラン)=間取りを考えるだけと 考えておられませんか?
そして、それだけで 設計料をもらっているというイメージが、皆さんには多いと思いますが、それは、大きな間違いです。
 設計事務所は、クライアントの立場に立って、知識と技量はプロである私たちが、クライアントだけの夢により近く より良い住宅を形にしていくことを仕事としています。
 では、実際には 設計事務所の仕事の内容とは、どういうことをするのか、具体的に当Studioでの建物づくりの流れで、御説明させて頂きます。

 
<事前相談>
   
電話・E―mail等で 御連絡ください。
直接お会いし、ご要望・将来計画・御質問等を聞かせていただき、当Studioでの、建築に対する考え方、取り組み方を説明させていただきたいと思います。
御気軽に何でもご相談下さい。
何でも話し合って理解が深まれば、次のステップに移れば良いと思います。
 
<基本計画>
   
   設計依頼

敷地を拝見させていただき、希望・要望・考え方・日常の生活等から、敷地の持っている諸条件に照らし合わせて、コンセプトを立て計画していきます。

当Studioの提案する計画案(もちろん、最終案ではありません)が、気に入っていただければ設計依頼への段階に進みます。
(この段階までは 設計・相談料等は 頂いておりませんので、気に入らなければこの段階ではっきりと お断りいただいて結構です。
この基本計画が一番大切なプロセスですので、
図面・パース・模型等により納得のいくまで計画を練っていきます。

<基本設計>
  
設計契約
 
 ↓

こうして、夢の骨格が固まりましたら 次のステップに進みます。
次の段階になると 構造計算・設備設計など 外部のスタッフに依頼する必要にもなりますので、設計契約を結んでいただきます。
基本計画・予算を加味した上で、使用材料や部材の品質や種類、建築の工法・構造の検討も平行して進めます。
竣工時期等により、全体のスケジュールを立てます。



<実施設計>
  建築確認申請
  ↓
  

実施設計では、構造や電気・給排水・空調設備等、建物のより細かな箇所まで検討し、工事ができる図面を作製します。

実際の使われ方を想定して、ドアの開き勝手・電話・コンセント・テレビのアウトレット・照明器具スイッチ類の位置等を、家具の配置を配慮しながら図面に落とし込みます。(最終的には工事前に確認させていただきます)
こうした結果、分厚い設計図面(A2サイズ 30〜50枚程度)が完成します。


<施工会社の       選択・アドバイス>
    
   

  工事請負契約

実施設計に基づく工事金額を、複数の施工会社に見積りを依頼します。
約2週間後見積書が出来上がります。
見積書の内容をチェックし適切な金額か否か確認します。
夢が膨らみ過ぎて予算オーバーする事は多々あります。
そういう場合は、希望事項の優先順位をつけ、譲るところは譲り、譲れないところは残すようにして協議していきます。
の施工会社を選ぶかは、クライアント自身ですが、施工会社の選択・施工契約に対して不利のないようアドバイスを行います。
最終的に施工会社を決定していただき、工事請負契約(施工会社とクライアント)を結び、工事着工となります。


<工事監理>
    

工事に着手しましたら、工事が設計図面通りに行われているか監理をして行きます。
工事を進めるに当たって、施工責任者(現場監督)と様々な角度で打合せをし、工事工程・品質確認・施工会社の作成する施工図等をチェックします。

また、建物が出来上がるにつれ、目に見えなかった問題が出てくることもありますが、
工事が円滑に進むように現場チェックにより対処したいと思います。


<竣工引渡し>
  

工事がほぼ完成する段階で、当Studioでの竣工検査を行います。
この建物を使用するに当たり、不具合がないか工事はきちんとできているか等です。
不具合が見つかればきちんと手直しし、クライアントにも検査をしていただき、お引渡しとなります。
また、竣工引渡し後も1年後点検・2年後点検等を行いながら、末永く建物を見守っていきたいと思いますので、何なりとご相談ください。
 

 住宅を建てる時、ハウスメーカー 知合いの工務店 建築会社等に、頼むしかないと 思っている方が 多いと思いますが、設計事務所は、、クライアントの代行をして、クライアントに利益をもたらす様に、上記の仕事をします。
 上記業務内容を 見ていただくとお分かりのように、決まった部品を組み合わせて作るプラモデル的な家を購入するのとは違います。
多少、時間がかかるかも知れませんが、クライアント自身も住宅創りの時間を、共に楽しむことが出来るでしょう。
 

 U.工事費・設計料について


 「設計事務所に頼むと高くなる?。または、設計料は無駄な出費?」と思い込まれている方も多いと思います。
 もちろん、仕上げ・設備等によって 40万/坪〜70万/坪といった差はでてきますが、これはどこでも同じことと思います。
クライアントの割り切り方等によっては、ローコスト住宅も可能です。
同じ40万/坪でつくった住宅でも 外観の意匠・家の中の空間構成・クライアントだけの生活スタイルによる居心地の良さなどは 設計事務所のならではの味わいだと思います。
 
 その結果、建築家に支払う報酬は、クライアントにとって、目に見える部分 見えない部分となって、必ず返ってきます。長い目で見ればきっと満足なさるはずです

 気になる設計・監理料ですが、建物の用途・規模によって異なりますが、工事金額の何%という料率で算定する場合と 建設省告示1206号による、所要人数・日数・事務所経費等から算定する場合があります。
 算定方法は、各設計事務所により 決め方はまちまちですが、だいたい工事金額の8〜12%程度を 目安として下さい。(但し、工事金額2000万円以下の場合は、一律200万円としている設計事務所が多い様です。)

後は、クライアントの予算配分により、当Studioは 相談させて頂こうと思います。